ナスコは8月27日、セカンドライフ内におけるアバター参加型PPC広告として、「PPT(PayPerTouch)広告システム」を構築し、9月1日より提供を開始すると発表した。同社によると同様の広告サービスは日本初になるという。
PPT広告とは、アバターが身に付けているアイテムに触れる(Touchする)ことで、LM(ランドマーク)やNC(ノートカード)、アニメーション付きオブジェクト、Tシャツなどを、広告としてほかのユーザーに自動配布するユーザー参加型広告システム。アバターアイテムを身につけているユーザーは、ほかのユーザーからのタッチ数に応じて広告主から広告費を受け取る仕組みだ。
広告活動に参加したユーザーは、セカンドライフ内に設置されるキャッシュディスペンサーから、いつでも自由に前日までの広告費を、Second Life内の仮想通貨「リンデンドル」として引き出せる。現在、ユーザーがセカンドライフ内でリンデンドルを得ようとする場合、米ドルを換金するか「CAMP」と言われるサービスを利用する必要があるが、PPT広告では場所や時間による制約のない収入源を提供するとナスコは説明する。
また、セカンドライフ内で広告を行う企業に対しては、インワールドにおける実際の広告効果を確認するために、タッチの総数や日時などの情報も提供する。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス