Microsoftが「Silverlight」と「Live Search」をベースとする検索エンジンのテスト版「Tafiti」をリリースした。TechCrunchでは、「人々はこれを使用するだろうか?」と問いかけているが、「おそらく使用しないだろう」というコメントが見られた。
しかしTafitiを調査してみる価値はある。その派手なUIの裏側には、ごく普通の検索サイトに容易に実装可能な優れた機能がいくつかあるからだ。筆者はTafitiの「シェルフ」がお気に入りである。保存や後で参照したい検索結果をここにドラッグすることができる。またサイトを使用している間にTafitiが収集する検索クエリのスタックもよい。検索履歴を記録する検索エンジンもあるが、Tafitiの方法はそれよりも賢い。
やや平凡な(しかし、なかなかしゃれた)機能として、検索結果を容易に絞り込むことのできるセカンダリの「フィルター」フィールドや、ウェブ、本、ニュースサイト、RSSフィードからの結果を異なる形式で表示する機能などがある。シェルフに保存した結果に対し、「blog this(ブログに投稿)」や「email this(メールで送信)」という機能もついている。
また、非常に実験的で、ばかげた機能と紙一重でもある、検索結果の「ツリー表示」という機能もある。この機能は、筆者が蓄積している奇妙な検索技術のリストに加えておこう。
TafitiはMicrosoftの公開テスト版であり、Googleに対抗するものではない。しかしGoogleは注意した方がよい。MicrosoftのTafitiは、検索サイトは退屈させることなく便利なものになり得ることを人々に伝えている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」