女性の3割、携帯電話でダイエット関連商品の購入経験あり--MMD研究所調べ

 アップデイトのリサーチ機関であるMMD研究所(モバイルマーケティングデータ研究所)は8月9日、「モバイルコマースに関する利用動向調査part7」の調査結果を発表した。

 調査によれば、7月にモバイルコマースを利用した人は、全回答者中の約3割だった。年代別では、10代が2割弱、20代以降はそれぞれ3割の回答者が携帯電話でネットショッピングをしていることが分かった。

 7月にモバイルコマースを利用したと回答した人を対象に、7月に購入した商品を尋ねたところ、男性は「CD・DVD(音楽)」が21.2%、女性は「衣料」が28.0%で1位だった。年代別で見ると、男性の10代、20代後半、30代では「CD・DVD(音楽)」、20代前半では「衣料」、40代以上では「食品・飲料」が最も多く、女性の10代から30代前半までは「衣料」、30代後半からは「化粧品」が1位という結果となった。

 また、7月に購入した商品の合計金額について尋ねると、全体では「1万円から1万9999円」が22.1%と最も多く、次いで「3000円から4999円」が15.9%、「1000円から2999円」が14.1%となった。男女別では、ともに1万円以上購入したとする人が4割を超える結果となった。

 実際の店舗以外で商品を買う時に一番利用するものは何かという質問に対しては、男性の全体では「ネットショッピング(パソコン)」が39.7%、女性の全体では「ネットショッピング(携帯電話)」が37.8%で最も多かった。また、パソコン・携帯電話を問わず「ネットショッピング」と答えた人が男女ともに約7割となった。年代別で見ると、男性では20代以上で「ネットショッピング(パソコン)」が4割を超え、女性ではすべての年代で「ネットショッピング(携帯電話)」が最も多かった。

 携帯電話でのダイエット関連の商品の購入経験について尋ねたところ、男性の全体では12.9%、女性の全体では28.2%が購入経験があると回答した。年代別で見ると、男女ともに年代を追うごとに購入経験ありと回答する割合が高くなった。また、すべての年代で男性より女性の方が購入経験者の割合が高く、女性がよりダイエット関連商品への購買に積極的な傾向があることがわかった。

 携帯電話でのダイエット関連商品の購入経験者を対象に、購入の際に決め手となる点を聞いたところ、男女ともに「価格が適正である」が最も多く、次いで「送料が安い(無料である)」という結果となった。年代別に見ても「価格が適正である」「送料が安い(無料である)」が上位となっており、携帯電話で購入する際に重要視されるのは商品価格や送料などの費用であることが伺える。

 商品説明や広告表現で「過剰だ」と感じたことがあるかと尋ねたところ、76.2%の回答者が「ある」と回答した。また、過剰と感じたことがあると回答した人を対象に、「過剰な表現」と感じた商品の購入を控えたことがあるかと聞くと、70.2%が購入を控えたことがあると回答した。

 今回の調査は、stratationが運営する無料ホームページ作成サービス「00HPメイカー」や、メディアインクルーズが運営する「blogri」など、21のモバイルサイトの利用者を対象に、7月27日から30日の4日間、モバイルサイト上でのアンケートによって実施された。有効回答数は4643人で、うち、男性が37.2%、女性が62.8%だった。年代別では、10代が25.9%、20代が25.7%、30代が28.6%、40代が16.9%、50代以上が2.9%となっている。

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