オンラインマップにいろいろと短所があることは周知の事実だ。その1つが、楽観的な所要時間計算だ。
GoogleとYahooのマップはいずれも、渋滞する地域を色分け表示するリアルタイムトラフィックデータを提供している。しかし、実際の渋滞状況が加味されていないため、地図上に表示される所要時間の信頼性があまり高くないのも事実だった。
だが、Googleがこれに対応してきた。「Google Maps」では、ラッシュアワーをはじめ、渋滞時の予想時間も表示するようになった。
たとえば、サンフランシスコのダウンタウンにあるCNETのオフィスからマウンテンビューにあるGoogleの本社まで車で移動する場合(筆者にはその機会が良くある)、マップには距離が57キロで、所要時間は約41分と表示されるが、その下に、現在の予想所要時間は「渋滞を加味して最大55分」とも表示される。この数字もやや楽観的に思えるが、少なくとも41分よりは現実的だ。実際、筆者なら1時間の余裕を見るだろう。
残念ながら、赤、緑、もしくは黄の強調色以外、地図上には(まだ)、道路状況も正確な通行止め情報も表示されない。Winding Roadブログによると、道路情報にうるさい人向けには、渋滞をシミュレートする方法もあるという。ただし同サイトには、ミクロシミュレーションJavaアプレットは動作が遅く、バグも多い、とのただし書きがある。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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