Los Angeles Times紙の報道によると、大人気「ハリー・ポッター」シリーズの米国版元である児童書出版社のScholasticが、複数のファイル共有サイト、流通業者、オンライン小売店を相手取り訴訟を起こしているという。Scholasticは、被告はシリーズ最新版のデジタル版および印刷版を認可なしにリリースしたと主張しているようだ。
シリーズ完結編とされている第7巻「ハリー・ポッターと死の秘宝」は、予定では米国時間7月21日に発売開始となる。だが、Los Angeles Times紙によると、ファイル共有サイトに海賊版のダウンロードバージョンがアップされており、17日以降には印刷版1200冊が熱心なファンに郵送されているという。
Scholasticはすでに複数のウェブサイトを提訴済みで、海賊版の電子バージョンを削除するよう求めているという。そして今回、流通事業者のLevy Home Entertainmentとその顧客であるオンライン小売店DeepDiscount.comを訴えた。印刷版の郵送は販売契約を侵害するものだと主張しているようで、Scholasticも声明文でこれを認めた。
Scholasticの声明文では数字を明記せずに、「出荷された冊数は、全米で7月21日12時1分に発売開始する冊数の1%の100分の1」としている。
Scholasticの関係者はこれ以上のコメントを控えた。
Levy Home Entertainmentの受付担当者は、幹部はミーティング中でコメントに応じられないと述べた。DeepDiscount.comにもコメントを求めたが関係者は応じていない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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