バズマーケティングは7月9日、企業とブロガーのコラボレーションを促進するサービス「コラブロ」を開始した。コラブロは、ブログの記事内容を分析してブロガーの“履歴書”を作成する機能と、企業からの広告を配信するブログパーツ機能を提供する。
ブログの分析サービスでは、独自の手法を用いて、ブログ内で取り上げられた回数が多いカテゴリなどをグラフ表示することができる。
例えば、映画に関する話題を多く扱っているブログであれば、「映画」というカテゴリがブログ全体に占める割合や登場回数が表示されるなど、過去のエントリー内容に応じたブログの“成分分析”が可能なサービスだ。分析できるカテゴリは83に上る。
また分析結果では、ソーシャルブックマークの登録数や被リンク数、Googleのページランク、PV、UUといった指標から5段階の「ブロガーランク」も割り出される。ブロガーはコラブロのサイトでユーザー登録すると、マイページ上から上記の分析結果を確認することができる。
広告配信はこの分析内容を元に行われる。コラブロを利用する企業は適正なブログへ広告を配信することができ、登録ブロガー側も自身の嗜好にあった企業からのアプローチを受け取ることが可能だという。
サービス開始当初はブログパーツを通じた広告配信を行うが、サービスメニューは随時拡充していく方針だ。バズマーケティングの瀧口氏は次のように語る。
「コラブロはブログ成分分析のデータベースという役割。その上に様々なサービスが乗る予定だ。今回のブログパーツによる広告配信はその第一弾という位置づけで、今後はイベントの招待、サンプル送付なども行っていく」。
同社は2007年中に5万ブログの参加と、広告掲載企業100社を目指す。
このサービスにはブログ開設3カ月以上の全てのブロガーであれば誰でも参加できる。また参加ブロガーには、インプレッションに対して20%前後の広告料金が還元される。
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