ニワンゴとドワンゴは6月29日、共同で提供している無料メールポータル「ニワンゴ」のOpenAPIを、開発者向けサイトで公開した。
このAPIは、ユーザーとサービス事業者間のデータリクエストを携帯電話のメールで行うための仕組みを提供する。携帯電話のメールだけで検索を行えるニワンゴのサービスのベースとなっている部分だ。
これを使用することで、携帯電話のメール機能を使ったアプリケーションを作成することができる。APIを利用して開発したアプリケーションをサーバーに設置しておくと、ユーザーはコマンド付きのメールを送るだけでデータを受け取ることができるようになる。
ニワンゴはいくつかのアプリケーション作成例を公開している。そのうちの一つである「ニワチェキ」は、ユーザーの送ってきた顔写真を自動判定して、その顔に似た著名人の名前をテキストで返信するサービスだ。
このサンプルアプリでは、ユーザーは顔写真を携帯電話で撮影し、それを添付したメールをm@open.niwango.jp宛に、本文にコマンド「ニワチェキ」と記載して送信する。
メールはニワンゴのサーバによってコマンドキーワードごとに振り分けられ、開発者のサーバに回答がリクエストされる。開発者のサーバは顔写真を判定してテキストを抽出し、ニワンゴのサーバに返信。ニワンゴのサーバはそのテキストをユーザー向けのメールに整形して結果を返信する。
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