最終更新時刻:2008年9月5日(金) 23時13分

マーケティングチャンネル

グーグルCEOのシュミット氏、バイアコムの訴えについて語る--D5カンファレンスで

文:Rafe Needleman(CNET News.com)
翻訳校正:編集部

2007/06/01 11:49  

 Walt Mossberg氏は「D: All Things Digital」(D5)のステージで、Googleの最高経営責任者(CEO)であるEric Schmidt氏に対し、YouTubeを訴えたViacomによる10億ドルの損害賠償について質問した。Schmidt氏は質問に対し、「あれはおそらく単なるミスだった」と答えた。この日は、将来「Google Day」と呼ばれるようになるだろう。

 Schmidt氏は、近々予定されている法廷弁論をステージで展開し、「デジタルミレニアム著作権法(DMCA)について言えば、われわれのようなサイトのために安全な避難場所があるのは確かだ」と語った。

 WaltはSchmidt氏に対し、知的財産権を認めるかどうか尋ねた。同氏はそれを認めるとしながらも、今回の場合、法律では著作権の施行責任は双方にあるべきだとされているが、それにもかかわらずViacomは突然訴訟を起こしてきた、と語った。「彼らが少しでも待っていれば、ツールを用意できていた」という。

 Waltはこの問題にさらに踏み込み、なぜViacomが待たなくてはならなかったのか尋ねたが、「法的観点からは法律にのっとっていた」との答えが返ってきた。

 巧妙なごまかしに聞こえるが、これらの訴訟や交渉はすべてその法律次第なのだ。

 WaltはSchmidt氏に対し、YouTubeのユーザーベースを集結させ、現状に合わない従来の産業とって有用なデジタル著作権法を、消費者にとってよりバランスのとれたものに改正させようとする意向があるかどうかも尋ねた。「支持するにしても越えてはならない一線があると思う。ユーザーコンテンツは爆発的に拡大しており、いずれは世界も変わらざるを得なくなるだろう」と答えた。

Google.comについて

 法律問題以外では、Google.comについても話題になった。Googleはその使い勝手を改善していくのだろうか?Schmidt氏は「『Universal Search』を発表して素晴らしい反響を得ている。ただ、検索ボックスの数を増やすなどの大幅な変更はしないと思う」と答えた。Googleの使い勝手が進化していく中で、パーソナライゼーションが最重視されている。

 Waltはまた、新しい「人力」検索エンジンの「Mahalo」も話題にした。Schmidt氏によると、「これはまだ計れない」という。また、「持っているすべての情報を使い、人間にできることをかなりの高精度で推測できる新しい人工知能技術もある。今は待ちの状況だ」と語っている。

広告と邪悪について

 Googleが提供する検索広告の改善にも期待が集まっている。「ターゲットと数を絞った検索広告を表示すれば、オークションを活用しているので、売り上げを伸ばせる」という。

 Schmidt氏は、Googleにとっては消費者がすべてである点をかなり明確に示した。同氏は、「エンドユーザーのメリットのためなら売り上げが減っても良い」と語っている。同氏は「われわれは、クリック1つでエンドユーザーを失うこともある」を教訓にしており、「Don't be evil(邪悪になるな)」というスローガンと密接につながるこのミッションはGoogleの成功に欠かせない、と語った。

Googleフォンの可能性は?

 Googleフォン待ちの人は、あまり期待しない方が良いだろう。「社内ではモバイルが各所で叫ばれている。携帯電話はだれもが持っている」という。しかし同氏は、Googleが大量のモバイルアプリケーションを開発中であることを示唆した。同氏は「われわれはモバイルのソフトウェアを開発している」と語っている。もしかしたらモバイルOSなのか、との質問には、「これは、OSとプラットフォームほど単純なモデルではない。一連のサービスだ」と答えた。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

マーケティングチャンネル コラム

■モバイルSEOのはじめ方

モバイルSEOに有用なデータの収集方法
PCのSEOでは「site:」や「link:」といった特別構文を用いて施策を進めるが、モバイルではうまくいかないのが実情だ。そこで、1つの指標として用いることができるのが、Google「ウェブマスターツール」と、「Yahoo!サイトエクスプローラー」だ。

■ネット時代の大容量データマイニング

サイト上のユーザー行動情報をデータマイニングに活用する
インターネットが普及することで、企業に蓄積されるデータに、サイト上でのユーザの行動情報(「▲▲を見ていた」「■■を買おうとした」)が加わった。こうしたデータの扱い方や可能性について、掘り下げてみる。

■世界の先端ネットマーケティングを斬る

アドネットワークは日本に定着するのか?
最近、媒体社のアドネットワーク事業への取り組みが目立ってきている。7月だけでも、MS、楽天、So-net、ライブドアなどが新規参入を発表した。果たして日本においてアドネットワーク事業は成功するのかを考えていく。

スポンサーインフォメーション

データ

企画特集

サーバ仮想化・グリーン化の利点を最大化!サーバ仮想化・グリーン化の利点を最大化!
多機能・高価値なNetAppストレージの秘密とは

■調査レポートダウンロード

Lucene のスコア計算
インターネットと英語

■調査発表

調査結果「薬の使用期限、7割は『把握していない』」
「携帯電話の未来〜進化の方向性と「オープン化」による生き残りをかけた争い〜」無料レポートを発表
第21回価格.comリサーチ 「ブルーレイレコーダー買った?買わない?」結果

レビュー

今週の新製品総チェック:ノート、デスクトップ、UMPCまでPC秋モデルが続々
富士通、NEC、東芝などのPCメーカーから続々と新製品が登場した。ノートPC、デスクトップPCに加え、注目の
今週の新製品総チェック:薄さ13.9mmのサイバーショット登場!NEC「LaVie」はデザインモデルが
最薄部13.9mmのソニー「サイバーショット」、ニコンのGPS内蔵デジカメ「COOLPIX」など、機能性、デザイン性