「RSSは情報配信手段として有効」が7割--メタフェイズ調べ

 ネットを利用した市場調査のメタフェイズはこのほど、ウェブサイトにおけるRSSの利用状況と有効性について調査した「企業サイトにおけるRSSに関する調査」の結果を発表した。

 RSSを知っているかという設問に対し、すでに「知っていた」と回答したのは全体の68.4%。「知らなかった」は31.6%で、RSSはすでにかなり広く知られている手法であることが分かった。

 また、「知っていた」と答えた人に、RSSをどこで知ったのか質問したところ、「インターネットの情報サイト」や「ブログ・SNS」、「会社のイントラネットや掲示板」という回答が84.4%となった。8割以上の人が、インターネットもしくはイントラネットから情報を得ていることが分かる。

 RSSを「知っていた」と答えた人に、自身が仕事で携わっているウェブサイトにRSSを取り入れているかと質問したところ、「取り入れている」と答えたのは31.9%、「取り入れていない」は63.0%となり、知ってはいても導入していない場合が多いという結果となった。

 なお、「取り入れている」と回答した人は、目的ページへの誘導とそれによるアクセス数の向上を期待していると導入理由を述べている。

 RSSを「取り入れている」と答えた人に対し、自身が仕事で関わるウェブサイトで導入・活用したRSSはどのくらい効果があったのかと質問したところ、「かなり効果があった」と「まあまあ効果があった」と答えたのが68.0%、「あまり効果がなかった」と「全く効果がなかった」が3.3%という結果となり、RSSを導入・活用している人のほとんどが効果を得られたと答えた。

 さらに、RSSはウェブサイトの情報配信手段として今後有効だと思うかと質問したところ、「かなり有効だと思う」と「まあまあ有効だと思う」という回答が68.4%にのぼったのに対し、「あまり有効だと思わない」と「全く有効だと思わない」という回答は4.0%となった。7割近くの人が「有効」だと考えていることが分かった。

 最後にモニター全員に対し、今後もしくはこれからも、自身が関わるウェブサイトにおいてRSSによる情報配信を導入したいと思うかと質問したところ、「とても思う」と「思う」が52.1%にのぼった。一方、「思わない」と「全く思わない」はわずか 9.1%と、ごく少数に留まっている。

 この調査結果に対してメタフェイズは、「RSSによる情報配信の有効性を理解し、ウェブサイトの手法として将来的にも有効と考え、興味を持っている人が多く存在している。実際にRSSを導入・活用している人はまだ少ないものの、企業のウェブサイトにおけるRSSの有効性と、さらなる普及の可能性が十分にうかがえる」とまとめている。

 調査は、同社が運営するインターネット調査サイト「アンとケイト」のモニター700人を対象として、5月1日に実施された。

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