ValleywagとBusinessWeekが中心となって、「The Secret Diary of Steve Jobs」と称するブログの作成者の身元捜索が大々的に進行中だ。同サイトには、Steve Jobs氏の、もしくは自称Steve Jobs氏の視点による、あらゆる話題に関する皮肉めいた投稿が満載されている。ブロガープロフィールで自らを「慈悲深き独裁者」と呼ぶこの偽Steveは、日々の出来事を個人の日記風にしたためている。彼がこれまで取り上げたトピックには、 「iPhone」の開発プロセスやU2のリードシンガー「Bonoの運転技術」といったものから、「神様も大学には行っていない」(実際Jobs氏はReed Collegeに通っていたが卒業はしていない)といった、より思想的なものまで実にさまざまだ。
偽Steveは、当初は世界中のハイテク業界の人間やAppleファンたちの間の単なる笑いの種に過ぎなかったが、最近では、Jobs氏やApple、そしてハイテク業界一般をおもしろおかしく皮肉ったこのサイトを誰が運営しているのかを突き止めようとする動きが急激に盛り上がっている。Valleywagでは先日、偽Steveの身元を突き止めたとして、「Wired News」の編集局長であり、「Cult of Mac」というブログの作成者でもあるLeander Kahney氏の名前をあげた。だがKahney氏が自分は偽Steveではないと否定したため、また新たな憶測が飛び交っている。
BusinessWeekによれば、Wiredはこの件に何らかのかたちで関与しており、Wiredの編集長であるEvan Hansen氏は明らかにこの話題の人物の隠された身元を知っていて、両サイトはスポンサーシップ契約を締結しているという。ただし、Hansen氏は何も述べていない。偽Steveファンは、近いうちに身元が判明することを期待している。そうなれば、彼のブログが出版化されるのは間違いないだろう。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス