価値あるサイトを表彰する「11th Annual Webbys Award」が発表された。このたびは、ウェブサイト、インタラクティブ広告、モバイルメディア、オンラインビデオ分野で70近くの部門賞が選出された。2007年は、動物の赤ちゃんの画像を扱うものから、NBCのシットコム「The Office」に至るまで幅広いサイトが選ばれた。
各部門で候補が5つずつノミネートされ、審査員によって選出されたサイトに賞が贈られるほか、一般投票で選ばれる「Peoples' Voice」賞も用意される(部門によっては、同じサイトが両方の賞を受賞している)。受賞サイトのリストはこちらで参照できる。
ここ数年話題になっているメディア共有サイトは、特筆すべき成績を収めている。Yahooが所有する写真共有サイトFlickrは「Community」「Best Practices」「Design-Function」の3部門で表彰された。「Broadband」部門に選出されたのはビデオブログのプラットフォームを提供するBlip.tvだった。またバイラルビデオも今回注目を集めた。今回、忍者に扮した人の登場するビデオポッドキャスト「Ask A Ninja」が「Film & Video」部門の「Best Actor」賞を、「Lonelygirl15」に登場するJessica Roseさんが「Best Actress」賞を受賞した。またViral部門も設けられ、The Extreme Diet Coke & Mentosのビデオ作者らが選ばれた。
「Person of the Year」賞を受け取ることになったのはYouTubeの共同創業者Steve Chen氏とChad Hurley氏。
今回の受賞はユーザー生成型のオンラインコンテンツばかりではなかった。たとえばNBCの「The Office」のwebisodeは「Best Comedy」部門の受賞者に輝いている。デザインに関係した賞は、大企業によって独占されることとなった。「Best Home/Welcome Page」賞を受賞したのはSony.com、ナビゲーションが評価されたのは、Ikea Dream Kitchen、「Food and Beverage」部門賞を受賞したのはAltoidsだった。
Webby Awardsは1996年、音楽家のDavid Bowieさん、The SimpsonsのクリエーターMatt Groeningさん、Virgin Atlanticの会長Richard氏も参加するThe International Academy of Digital Arts and Sciencesによって創設された(なお、David Bowieさんには今回「Lifetime Achievement」賞が贈られた)。同団体によれば、2007年は60カ国から8000の推薦が寄せられたという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス