MicrosoftとLenovoは、協業関係の一環として、ThinkPadやThinkCentreをはじめとするLenovo製PCに、Microsoftのウェブプラットフォーム「Windows Live」をプリインストールすると発表した。
これにより、LenovoはPCメーカーとして初めて、ユーザーがPCのデスクトップから直接、MicrosoftのLive.comポータルとWindows Live Toolbarを利用できる環境を提供することになる。
ユーザーは、Live.comの自分のページをカスタマイズしたり、興味のある事柄についてかずかずのページを作成できる。また、数百万の情報源から、好みのコンテンツを追加することなども簡単になるという。
Windows Live Toolbarを利用することで、Live Searchにワンクリックでアクセスし、ウェブやニュース、画像、地図などのカテゴリー検索を通じて、欲しい情報を容易に探し出すことが可能となる。仕事やコミュニケーション、日常生活の中で、総合的なオンラインサービスをカスタマイズしながら楽しめる。
米Microsoftのオンラインサービス事業部のSteve Berkowitz氏は、「Lenovoに代表される世界的なパソコンメーカーとの協業を通じて、世界中のPCユーザーのコミュニケーション支援や欲しい情報へのアクセスを可能にしていく」と述べている。
また、Lenovoのソフトウェア&ペリファレル・ビジネス・ユニットのSteve Petracca氏は、「このサービスでPCのアップデート機能や各種ツール、さまざまな情報を提供することで、世界中のユーザーとの関係を深めていく。Microsoftとは革新に対する情熱を分かち合っており、LenovoのPCでできる可能性を広げる取り組みはさらに強固になる」と述べている。
MicrosoftとLenovoは、より生産的で、パーソナルな感覚で利用できるコンピューティング体験の実現に向け、それぞれの先進技術による相乗効果を生かしたソリューションの開発に積極的に取り組んでいくとしている。
両社は持続的な協業関係を通じてユーザーのために独自の革新性を実現させているが、この中には、Lenovoの通常のPCや機能強化型のタブレットPCに搭載されているWindows Vistaに最適化されたセルフヘルプ・ツールなどがある。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」