Yahooは米国時間3月8日、パーソナライズが可能な「My Yahoo」スタートページの新しいベータ版を発表した。今後数カ月をかけて徐々に導入を進めるという。
同ベータ版は、Yahooの一部メンバーしか正式版登場までは申し込みができないようになっている。今回のベータ版についてYahooは、一段と洗練された各種カスタマイズ機能やコントロールツールを大きく紹介している。ニュース、天気予報、ゲームなどの各種モジュールのドラッグ&ドロップ、幅広いテーマや背景の選択、マウスの移動による詳細情報のポップアッププレビューなどが可能になる。テンプレートも全体が拡張されて4列構成となり、Yahooでは、表示可能なコンテンツが増えるとしている。
Yahooはまた、その他に注目すべき点としてMy Yahooベータに追加された新しい共有機能も挙げている。これらを使うことで、ニュース記事やゲームのようなスタートページの特定のコンポーネントか、もしくはカスタマイズされたページの全コンテンツが共有できるようになる。共有は電子メールとドロップダウンフォームで実現され、オリジナルのページを離れる必要がない。
ベータテスターは、自分が使用するYahooサービスをベースにしてあらかじめ作成されたMy Yahooページにアクセスできるようになる。たとえば、Yahooのショッピングサービスを利用するメンバーにはショッピングモジュールが表示され、Yahoo Gamesをプレーするメンバーにはゲームウィジェットがより多く表示される。ベータ版のインターフェースは、YahooのメインホームページやYahooのモバイルサービスのルック&フィールに近づけてデザインされている。
パーソナライズホームページ市場に早くから参入しているMy Yahooだが、2月には担当幹部の1人が新興企業のPageflakesに移り、7日にはGoogleがDesktopソフトウェアのアップデート版をリリースするなど、同市場の競争が激化するなかで今回の改良に踏み切った。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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