KDDIは2月26日、同社のネット接続サービスで、一部の契約者に対して、手続き不備による誤請求の事実が発覚したと発表した。
同社によると、今回料金が誤って請求されたのは、「メタルプラス」へのサービス変更を申し出た「DION ADSL(電話共用タイプ)」契約者。契約手続きの連携が十分に図られておらず、解約の申告がなかった契約者は、サービス切り替えの工事終了後にも料金が発生していたという。
発生件数は、現在も二重契約となっているのが1014契約(総額4008万3483円)。一方、約9000契約は、すでに「DION ADSL」の契約が解約されている (詳細な契約数、金額などについては調査中)。
同社では、2005年2月以降二重契約が確認された契約者に対して、料金を返還していく方針。
現在も二重契約の状態の契約者には、書面による通達を開始し、メタルプラスが開通した月をDION ADSLの解約日とし、翌月以降の支払い料金が、2006年1月〜2006年末までにDION ADSLを解約した顧客に対しては、3月初旬から順次案内を発送し、契約時の状況を確認のうえ、重複期間に支払われたDION ADSLの料金が返還される。
ただし、2005年2月〜2005年末の期間の解約は、すでに解約後1年を経過しているため、同社では顧客情報を保有しておらず、重複期間が確認できるものがユーザー側から提示された場合に、料金の返還に応じるという。
同社では、今後の再発防止策として、2月10日からメタルプラス申し込み者に対するDION ADSL契約の有無の確認を実施し、サービス切り替えの工事情報と契約管理情報との連携改善を図っている。また、DION ADSLが未解約の場合には、契約者に連絡のうえ、解約手続きが行われている。
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