CNET News.comが入手した情報によると、Skypeは米国時間1月25日、人気の高い同社インターネットテレフォニーソフトウェアの最新版に組み込まれている企業向けのコントロール機能を売り込むことを計画しているという。
Skypeはニュースリリースの中で、同社最新版の「Skype 3.0」に搭載されているコントロール機能をアピールすることを計画している。組織や企業がこうした機能を使用すると、企業環境の中で同ソフトウェアの使用をコントロールすることが可能になる。Skype 3.0がリリースされたのは2006年12月13日だが、同社はこれまで企業向けの機能をあまり強調してこなかった。
Skypeは、企業ネットワークに強固なファイアウォールを導入してもネットワークコネクションを確立してしまうので、多くのIT管理者らにとって頭痛の種となっている。さらに、Skype 3.0が登場するまで、Skypeクライアントのチャットやファイル共有機能といった個別の機能の使用を制限することができなかった。
こうした状況は最新版のSkypeがリリースされたことで変化した。ネットワーク管理者向けの最新ガイドには、企業環境内で同アプリケーションをコントロールすることを可能にするグループポリシーやレジストリキーリストを設定するための助言が盛り込まれている。Skypeは25日にこうした資料などをアピールする予定だ(Skypeのネットワーク管理者ガイドのPDFファイル)。
Skypeの最高セキュリティ責任者であるKurt Sauer氏は先ごろCNET News.comのインタビューの中で、「多くの管理者がユーザーがSkypeをPCにインストールすることに反対してきた」と述べる。「ネットワーク管理者ガイドの最新版とSkype 3.0がすべてだということだ。これらを使えば、ネットワーク管理者は自分たちのネットワークを好きなようにコントロールすることができるだろう」(Sauer氏)
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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