Googleがビデオゲーム市場に進出することを狙っているようだ。Wall Street Journalが報道している。
Wall Street Journal Onlineによると、GoogleがAdscape Media Inc.(本社:カリフォルニア州サンフランシスコ)と買収交渉を進めている可能性があるという。この記事は情報筋の話として、早ければ来週にも契約がまとまるとしている。
交渉がうまくまとまれば、ゲーム内に広告を掲載する機会がGoogleの膨大な数の広告主に提供されることになる。
ゲーム内広告は、ここ最近関心が高まってきている。広告代理店IGA Worldwideは12月、一人称シューティング(FPS)ゲーム「Counter-Strike」内での「ダイナミック広告」の掲載に関し、Valveとの提携を発表した。また、Microsoftもゲーム内広告の広告代理店であるMassive Inc.を5月に約2億ドルで買収している。
Adscapeは、Nortelの元エンジニアDan Willis氏が2002年に設立し、その後、2006年にはSEGA of Americaの元幹部であるBernie Stolar氏とChris Gilbert氏の2人が参加した。Stolar氏はSEGA of Americaの社長兼最高業務責任者(COO)を務めた経験があり、Gilbert氏はSEGA of Americaのセールス、マーケティングおよびオペレーション部門担当エグゼクティブバイスプレジデントだった。同社は「Real Advertising in the Virtual World(仮想世界の本物の広告)」をうたっており、RVG(Real World/Virtual World Gateway)という技術を活用している。この技術のおかげでテキストやオーディオ、ビデオを使う双方向コミュニケーションができるようになり、報酬の解除、曲のダウンロード、あるいは懸賞への応募を可能にしている。
しかし、記事ではAdscapeの会長であるStolar氏の話として、「主要ベンダー全社」に買収の話を持ちかけたが具体的な話はまだない、とのコメントも掲載している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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