YouTubeで公開される海賊版映像を追いかけずに済むよう、米主要テレビネットワーク4局が、番組をオンライン配信するウェブサイトの共同運営を検討している。交渉に詳しい情報筋が米国時間12月11日に正式に認めた。
匿名希望のこの情報筋によると、News Corp.傘下のFox、Viacom、CBS、そしてGeneral Electric傘下のNBC Universalが数カ月前から交渉を進めてきたという。この情報筋は、「われわれは真剣に検討している。交渉は継続中で、仮交渉の段階だ。ただ、どこもが(オンラインビジネスに)最適なモデル作りを目指している」と語っている。
交渉についてネットワーク各局の広報担当にもコメントを求めたが、無回答もしくはコメント拒否だった。交渉のニュースはThe Wall Street Journalが9日に初めて報じていた。
この交渉では、放送に影響を与えずに番組をインターネットで公開する方法、YouTubeに先を越されないよう素早く公開する方法、管理権やブランド戦略をパートナーに渡さない方法など、ネットワーク各局にとって複雑な問題が話し合われている。情報筋によると、ABCの親会社Walt Disneyは、独自路線を選択してこの交渉には参加していないという。同社は、映像のホスティングにSNSのMySpaceを利用するというNews Corp.の提案を拒否したといわれている。
NBCはGoogle傘下となった人気の高いYouTubeと6月に提携し、番組のプロモーションビデオ配信を同映像共有サイトに対して許可している。CBSも、10月にYouTubeと独自に提携している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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