2005年にウェブで爆発的な人気を得た「Million Dollar Homepage」を運営する22歳の青年実業家が、新しい事業を立ち上げた。今回も100万ドルとピクセルの販売がキーワードになっている。
しかし、前回とは少し異なる点がある。今回Alex Tew氏は、誰か他の人に100万ドルを手にしてもらおうとしている。もちろん彼自身もかなりの収入を得るつもりだ。
今週公開されたPixelotto.comというサイトは、その名が示すとおり一種の宝くじとして運営されている。Million Dollar Homepageと同様、Tew氏はこのサイトのピクセルを広告スペースとして販売するが、同氏は今回、サイト閲覧者に登録してサイト内の広告を最大10件までクリックするようアドバイスしている。1回クリックする毎に、その広告主のウェブサイトが表示され、閲覧者は宝くじの抽選に参加する権利を得る。
すべてのピクセルが売り切れたとき、登録したサイト閲覧者のうちの1人が抽選で100万ドルを手にする。Tew氏はこれから2カ月以内にその日が来ると予測している。その後Tew氏はサイトを立ち上げ直して、もう一度宝くじを開始するという。同氏はこの形式で何回か繰り返すことができると考えている。
Tew氏は「誰かに100万ドルの小切手を渡せるなんてすばらしいと思う」とSilicon.comに対して語った。
Tew氏はすでにこのサイトの12万ドル相当の広告スペースを販売済みである。現在のところ最大の広告主は2万ドル分のピクセルを購入したLastminute.comである。
Million Dollar Homepageと同様、Tew氏はPixelotto.comの派生版が出現することを予期している。
Tew氏は、自分が単にMillion Dollar Homepageのバリエーションを考えるだけの「ワンパターンな人間」だとは思っていないと主張している。
「私はまだ22歳で、今後別のアイデアを思いつくための時間は十分にある。ピクセルのアイデアは斬新であるし、他にも有用なアイデアを持っているが、経験とコネを築き上げてこれらのアイデアを形にするには時間がかかる。Pixelottoは今の自分のブランドとして適切だった」と同氏は述べた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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