KLabは11月22日、テレビ通販会社とその動画番組を集めたケータイ・モール「ポケ通.tv」(http://poke2.tv/)の提供を開始した。
ポケ通.tvは、すでにNTTドコモのiモードの公式サイトとして10月16日よりサービスを開始している。今回、日本テレビやテレビ朝日をはじめとするテレビ通販会社が参加し、テレビ番組を見て気に入った商品を、携帯電話の通販サイトから購入可能となった。
KLabでは、テレビが持つ圧倒的な告知力と携帯サイトの連動によって、時間が経つと忘れてしまうテレビ通販にカタログのような保存性をもたせ、登録会員向けに、携帯メールやメールマガジンを利用したCRM(顧客関係管理)が可能になるとしている。
また、ユーザーにとっては、動画だけではなくテキストで商品スペックなどを確認し、納得がいくまで見て注文できるメリットがあるとしている。
KLabによると、放送と通信の連動には、番組放送直後のアクセス集中に、サーバが耐えられないという問題があった。今回のサービス提供にあたり、KLabが運用する1000台を超えるサーバを、アクセスが集中するサイトに動的に割り当てていく独自技術(DSAS)により、この問題を解決している。
今後auとソフトバンクモバイルにも順次対応し、IDなど新しく登場する携帯電話に対応した決済手段も導入していく予定。
なお、11月22日時点でポケ通.tvに参加するのは、デジタルダイレクト、デジタルチェック、テレビ朝日、テレビショッピング研究所、東京テレビランド、日本テレビ、ヒガアーツ・アンド・メタル、プライム。
ポケ通.tv未参加のテレビ通販番組については、商品購入はできないものの、番組データと商品データを掲載するという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」