中国政府は11月に入ってから、だれでも自由に編集できるオンラインの百科事典、Wikipediaの中国版に対する規制を完全撤廃した。
北京在住のライターで研究者のAndrew Lih氏は、規制解除後のWikipediaサイトの影響について最初の結果が明らかになったとしている。このサイトに、ユーザーが「殺到」している状況のようだ。
Lih氏によると、中国版Wikipediaが規制されていたときの新規登録者は1日平均約300〜400人だった。しかし、先ごろ規制が排除されたことを受け、その数は1日1000人以上にふくれあがった。さらに、現地時間11月12日の日曜日には1200人が同サイトに新規登録した。
これにより、12番目の規模だった中国版Wikipediaは現在、ユーザー数で英語に次ぐ2番目の伸びを見せていると、Lih氏は話す。
膨大な数の新規登録ユーザーは、その大半が中国本土在住の中国人であることは明らかだ。規制解除前は、登録者の半分が香港もしくは台湾在住で、残りは中国本土を含めさまざまな国の居住者だった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」