Reutersは米国時間10月16日、Linden Labが運営するオンラインゲーム「Second Life」の中にニュース支局を開設すると発表した。同社プレスリリースによればロイターでは、デジタルプラットフォームを使ってニュースなどを配信する新しい方法を模索しており、ニュース支局の開設はこの取り組みの一環として実施されるという。
Second Lifeのユーザーは、バーチャルワールド内で無料のヘッドアップディスプレイ「Reuters News Center」を持ち歩き、最新のニュースを入手する。また、Reuters Atriumというタウンホールに行って特定のテーマについて人と論じたり、その日の話題に関する画像や動画を見たりすることができる。
バーチャル支局の責任者(Virtual Bureau Chief)を務めるAdam Pasick記者は「ロイターでは、新しい技術、新しいオーディエンス、新しいニュースの提供方法を模索するなど、常に革新性を追求している。Second Lifeの取り組みを通して、ロイターは新世代の一翼を担うことになる。Second Lifeに外の世界の情報を提供したり、またその逆方向の情報提供をしたりするなど、コミュニティーで積極的な役割を果たしていきたい」と述べている。
Reuters Atriumは10月18日にオープンする。またロイターがSecond Lifeに配信するニュース記事は「Second Life News Center」でも閲覧できる。
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