YouTubeは米国時間10月9日、Universal Music Group(UMG)、Sony BMG Music Entertainment、CBSとの提携を発表した。提携の下、これらの企業に所属するアーティストの音楽やビデオがYouTubeのウェブサイトに投稿可能になる。
この提携で、メディア企業3社は著作権で保護された自社のコンテンツがYouTubeに投稿されることをそれぞれ許可することになる。
YouTubeはUMGとの提携の一環として、UMGのコンテンツがYouTubeに違法な形で投稿された場合、UMGが新技術を利用して問題のコンテンツを除去することにも同意している。UMGは、Island Def Jam Music Group、Geffen Records、Verve Music Groupなど複数のレコード会社を所有している。
9日の発表では、UMGのコンテンツがいつから購入可能になるか、料金はいくらに設定されるのかは明らかにされていない。YouTubeもUMGも本件に関するコメントを控えている。
一方、Sony BMGとの提携は、ストリーミング広告に関するものとなっている。
CBSとの提携では、ユーザーがCBSブランドのテレビ局からニュースやスポーツ、ゴールデンアワー番組を買いとることができる。さらにCBSは、許可なくYouTubeに投稿されたCBSのコンテンツを見つけ出して除去したり、コンテンツを公開し続ける代わりに広告をストリーミングすることを選択したりすることができる。
9月中旬、Warner Music GroupはYouTubeと同様の契約を結び、音楽やビデオコンテンツ、アーティストインタビューなどが合法的に利用できるようにした。この提携では、ビデオと一緒にストリーミングされる広告で収入を得ることになっている。
同日、GoogleもSony BMG Music EntertainmentとWarner Music Groupと提携し、広告付きでミュージックビデオを配信できるようにした。Warner Music Groupはさらに、Googleがダウンロード購入のオプションを提供できるようにする。
今回の発表は、Google、Microsoft、Yahoo、Viacom、News CorpなどがYouTubeの買収を検討中だと報道されるなかで発表された。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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