米国時間10月5日に公開された調査結果によると、人気のソーシャルネットワーキングサイト(SNS)のMySpace.comが、これまでより高い年齢層のユーザーを集めているという。MySpace.comは当初、デートの相手を探したり、バンドについて情報を仕入れたりしようとするティーンエージャーを対象にサービスを展開していた。
comScore Media Metrixが発表したデータによれば、8月にMySpaceを訪問した米国ユーザーの51.6%が35歳以上だったという。1年前の調査では、35歳以上の訪問者は39.5%だった。
「SNSが以前より普及してきている」とcomScore NetworksのシニアアナリストAndrew Lipsman氏は述べる。「SNSがメディアでも頻繁に取り上げられるようになっているため、すべての年代の人たちの興味をひくようになった」(Lipsman氏)
さらにMySpaceでこの年齢層のトラフィックが増えていることについて、オンラインビデオの人気上昇も一役買っているとLipsman氏は指摘する。MySpaceのビデオは現在、YouTube.comよりも多く視聴されている。Lipsman氏によると、7月に米国でビデオがストリーミングされた回数は、YouTubeが7億回だったのに対し、MySpaceでは15億回だったという。
一方、8月にMyspaceを訪問した全ユーザーに占める12〜17歳ユーザーの割合は、2005年の約25%から8月には約12%に落ち込んだ。18〜24歳のユーザーの割合も前年の19.6%から18%台にわずかながら落ち込んでいるとcomScoreは述べる。
またcomScoreによれば、MySpaceにアクセスしたユニークビジターの数はここ1年の間に2倍以上にふくらみ、5580万人以上に達したという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス