SNSのMySpace、35歳以上のユーザーが急増--米調査結果

文:Elinor Mills(CNET News.com) 翻訳校正:編集部2006年10月06日 21時31分

 米国時間10月5日に公開された調査結果によると、人気のソーシャルネットワーキングサイト(SNS)のMySpace.comが、これまでより高い年齢層のユーザーを集めているという。MySpace.comは当初、デートの相手を探したり、バンドについて情報を仕入れたりしようとするティーンエージャーを対象にサービスを展開していた。

 comScore Media Metrixが発表したデータによれば、8月にMySpaceを訪問した米国ユーザーの51.6%が35歳以上だったという。1年前の調査では、35歳以上の訪問者は39.5%だった。

 「SNSが以前より普及してきている」とcomScore NetworksのシニアアナリストAndrew Lipsman氏は述べる。「SNSがメディアでも頻繁に取り上げられるようになっているため、すべての年代の人たちの興味をひくようになった」(Lipsman氏)

 さらにMySpaceでこの年齢層のトラフィックが増えていることについて、オンラインビデオの人気上昇も一役買っているとLipsman氏は指摘する。MySpaceのビデオは現在、YouTube.comよりも多く視聴されている。Lipsman氏によると、7月に米国でビデオがストリーミングされた回数は、YouTubeが7億回だったのに対し、MySpaceでは15億回だったという。

 一方、8月にMyspaceを訪問した全ユーザーに占める12〜17歳ユーザーの割合は、2005年の約25%から8月には約12%に落ち込んだ。18〜24歳のユーザーの割合も前年の19.6%から18%台にわずかながら落ち込んでいるとcomScoreは述べる。

 またcomScoreによれば、MySpaceにアクセスしたユニークビジターの数はここ1年の間に2倍以上にふくらみ、5580万人以上に達したという。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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