10月1日からサービスを開始した、ソフトバンクモバイル(旧ボーダフォン)の携帯電話向けポータルサイト「Yahoo!ケータイ」や、iモードやEZweb向けのポータルサイト「Yahoo!モバイル」では、ヤフーの新たなモバイル検索サービス「Yahoo!検索」が提供されている。このサービスは公式サイトだけでなく一般サイトやPC向けのサイトが検索、表示できる点を売りにしているが、この裏にはjig.jpの技術があった。
jig.jpは10月5日、Yahoo!検索に、携帯電話の内蔵ブラウザからPCサイトが閲覧できる「jigブラウザWEB」の技術を提供したことを明らかにした。この技術をOEM提供したのはjig.jpとして初となる。
jigブラウザWEBは、PCサイトのデータをjig.jpのサーバで圧縮し、携帯電話の内蔵ブラウザに適したHTMLに変換して表示するもの。大きなページの場合は複数ページに分割して表示する。これまでjig.jpでは月額315円(年間契約の場合は年間3000円)で一般ユーザーに提供してきたが、jigブラウザWEBの利用者数の拡大を狙ってOEM提供することを決めた。データを圧縮変換するサーバはヤフーが管理している。
なお、Yahoo!検索は無料で利用可能で、PCサイトの閲覧も通信料金以外はかからない。
PCサイトを表示すると、一番下には「powered by jig.jp」という表示とともに「PCサイトをより見やすく!」というリンクが表示される。ここをクリックするとYahoo! JAPAN用にカスタマイズされたフルブラウザ「jigブラウザ」の販売サイトが表示されるようになっている。jig.jpではこれによりjigブラウザの拡販につなげたい考えだ。
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