Mozilla Foundationは米国時間9月26日、同社が無償で提供するオープンソースブラウザの次期版「Firefox 2」の製品候補第1版(Release Candidate 1:RC1)を発表した。しかし、同製品にはいくつかのバグが残っているため、Mozillaは、技術を熟知したユーザーや開発者のみの利用を推奨している。
Firefox 2は、現行のFirefoxよりも安全なネットサーフィンが可能になるように意図してい作成されている。Firefox 2のこれまでのベータ版を試したユーザーは、CNET Reviewsへの投稿で、eBayやPayPalなどを偽装した詐欺サイトにアクセスしてしまった際に、新版はページをグレーアウトし、ダイアログボックスを表示することで警告を発すると述べている。
セキュリティの強化に加え、Firefox 2はインターフェースも改善されているという。CNET Reviewsによると、ツールバーは半透明で、マウスを近づけると光ったように見える仕組みになっているという。Firefox 2 RC1は、ダイナミックブックマークに対応しており、ブックマークリストのタイトルに任意の名称をつけたり、アップデートされた最新のタイトルを表示させたりすることができる。例えば、ニュースサイトをブックマークして、サイト名称の代わりに最新のニュースヘッドラインを表示させることができる。同製品にはまた、入力した文章をスペルチェックする機能や、前回終了した時に開いていたタブすべてのセッション情報を復元する機能が搭載されている。
「Firefox 2 RC2」は10月の第1週にリリースされ、正式版は10月末に発表される予定になっている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する