Googleが入札でライバルのYahooを抑え、MySpaceから重要な契約を勝ち取った。News Corp.が所有し、およそ1億人近いメンバーを誇る同ソーシャルネットワークに対し、Googleはウェブ検索機能や広告リストを提供する。
MySpaceの親会社Fox Interactive Mediaは米国時間8月7日、Googleと3年9カ月の提携を結んだことを明らかにした。MySpace全体にウェブ検索結果と広告リンクを表示できる独占使用権をGoogleに提供する。Googleは、RottenTomatoes.comやScout.comなど、ほかのFox Interactive関連サイトにも検索機能や広告を提供するが、MicrosoftのMSNと提携するFoxSportsは対象とならない。
第4四半期に発効する今回の契約では、トラフィックなどの一定条件を満たすことを条件に、GoogleがFox Interactiveに対して3年間で最低9億ドルの支払いを保証しなくてはならない。
MySpaceに以前から広告を提供してきたのはYahooの検索事業部であり、今回の提携はYahooにとって打撃となる。また、ウェブ検索機能を望むメンバーの要請を受けてMySpaceが数カ月前から取り組んできた新パートナー探しにも、この提携によって終止符が打たれることになる。
News Corp.の社長Peter Chernin氏によると、今後はGoogleと深い協力関係を構築していく計画だが、今回の提携はその第一歩だという。同氏は、「今後数年で両社の関係を多くの新分野に拡大できることを期待している」と語っている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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