日経リサーチは8月7日、16歳から69歳の日経リサーチ・インターネットモニターを対象に実施した、メディア利用時間の推移についての調査結果を公表した。実施期間は7月13日から7月18日、有効回答数は1176人。
今回の調査では、インターネットユーザーを対象に、この1年間での「テレビ」「新聞」「雑誌」「フリーペーパー」「ラジオ」「インターネット」「通話・メール以外の携帯電話利用」「ゲーム機」の8メディアについての利用時間の増減を聞いている。その結果、利用時間が「増えた」という回答が全体の2割を超えたメディアは、インターネット(42.4%)のみだった。一方、「減った」が2割を超えたのは、ゲーム機(42.6%)、雑誌(31.8%)、テレビ(28.2%)、ラジオ(22.6%)の4メディアで、ゲーム機を除くと既存の代表的なメディアにおいて、利用時間の落ち込みが多いことが分かる。世代別に見ると、テレビとゲーム機は10代から20代の若年層の低下が著しく、雑誌は30代、50代から60代での利用低下が見られた。
また、ゲーム機、雑誌、テレビ、ラジオの利用時間が減少していると回答した人では、インターネットの利用時間の増加がさらに顕著であることが分かった。このほか、紙媒体では雑誌の利用が減少している中、フリーペーパーの利用が伸びていることも注目される。また、ゲーム機利用の減った人は、通話・メール以外の携帯電話の利用が大きく伸びており、携帯電話の多機能化が見て取れるという。
今後の利用時間の増加についての質問では、「ポッドキャスト」「インターネット」「ポータブルデジタルオーディオプレイヤー」「ワンセグ」の4メディアで「(今後利用が)増える」の回答した人が3割を超える結果となった。
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