8年前にWired Magazine誌を買収したConde Nastが今度は2500万ドルでオンラインサイトのWired NewsをLycosから買い取るという発表が、米国時間7月11日遅くに行われた。
2年前にLycosを買収した韓国のDaum Communicationsによると、「The New Yorker」「Vogue」「Architectural Digest」などの出版元であるConde Nastが、Wired Newsのスタッフ15〜20名を傘下におく予定だという。Wired Newsのスタッフはサンフランシスコ中心部にあるConde Nastと同じビルに配置される。
Lycosは「Hotbot」「Hotwired」「Webmonkey」といったそのほかのオンラインサイトを残す予定だ。
Lycosの最高経営責任者(CEO)Alfred Tolle氏は声明の中で「Wired NewsはWired Magazineの代名詞だ。従って、LycosがWired NewsをWired Magazineの親会社Conde Nastに移すのは当然だ」と説明した。「Wired Newsはオンラインニュースの主要ブランドであり続ける。また「Conde Nastが親会社になることでWired NewsとWired Magazineの両方が強化され、2つのメディアブランドの間により良い相乗効果が生まれる」とも言う。
Advance PublicationsのAdvance.Netウェブ部門会長Steve Newhouse氏は、Wired NewsとWired Magazineの再結合は長年の目標だったと語る。Advance Publicationsは株式非公開の会社で、Conde Nastの親会社である。
Wired Magazine誌の編集長Chris Anderson氏は「Wiredは新技術と技術が世界にどんな変化をもたらしているかに重点を置いており、今回それが我々自身の新技術とオンラインメディアの新しい運営方法に関する実験的試みと合致する」と語る。「我々にはアイデアが山ほどあり、実行に移すのが待ちきれない」(Anderson氏)
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」