重要な送信元を自動学習する携帯電話用メールアプリ「jigメーラー」

永井美智子(編集部)2006年07月05日 12時00分

 jig.jpは7月5日、携帯電話でPCメールが受信できる「jigメーラー」の提供を開始する。ユーザーにとって重要な送信元を自動学習して、優先的にメールを表示する点が特徴だ。

 jig.jpのフルブラウザ「jigブラウザ」の1機能として提供する。このため、jigブラウザのユーザーが対象となる。メール本文に記載されているURLをクリックするとjigブラウザを使ってPCサイトが閲覧できるほか、メールに添付されたgif画像やjpeg画像も表示可能だ。

jigメーラー jigメーラーでは送信元別にフォルダを作ってメールを受信する

 受信したメールは送信元別にフォルダ分けされ、件名が表示される。本文は受信時には取り込まず、件名をクリックするとダウンロードする。また、本文の閲覧頻度や返信頻度が高い送信元のメールアドレスを記憶し、頻度が高い送信元のメールほど優先的にメールが表示される仕組みを取り入れた。これにより、「使い込むほどにスパムメールを排除できるようになり、必要なメールが手元に届くようになる」(jig.jp)という。

 受信メールは最大500件、アドレスは約100件をjig.jpのサーバー上に保存できる。これらの情報はjig.jpの顧客管理番号とひも付いているため、「機種、キャリアを変更しても新しい端末に移行し、引き続き利用できる」(jig.jp)という。

 jigメーラーは最大5つのメールアカウントに対応する。携帯電話の待ち受けに設定し、指定した一定期間ごとに自動的にメールを読み込む機能も備えた。

 SDカードにデータを保存可能なSD-Binding対応機種の場合、メール本文をminiSDに保存できる。なお、現在SD-Bindingに対応している機種としては、NTTドコモのP902i、D902iS、F902iS、N902iS、P902iS、P902iS、SH902iS、DOLCE SL、N902iX HIGH-SPEEDがある。

 利用料金は無料だが、jigブラウザの利用に月額630円、もしくは年額6000円が必要となる。jigメーラーはjig.jpのサイト(http://mailer.iig.jp)において配布する。対応機種はNTTドコモのFOMA 902i、901i、900iシリーズ、F702iD、KDDIのW11H、W11K、A5407CA、A5406CA、A5403CA、ボーダフォンの905、904、903、902シリーズ、804N、804SH、804SS、803T、802SH、802N、705T、705SH、703SHf、703SH、703Nとなっている。

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