フォーサイド、2G向けコンテンツ事業撤退に伴い208億円の特別損失

 フォーサイド・ドット・コムは6月29日、2006年12月期において、第2世代携帯電話向けコンテンツ事業の整理に伴う特別損失が発生したことを発表した。

 フォーサイドは、国内外のモバイル環境が第3世代携帯電話(3G)へ急激に移行したことに伴い、3G向けコンテンツ事業に経営資源を集中していくために、同社グループ全体で第2世代携帯電話(2G)向けコンテンツ事業を2006年12月末までに整理し、撤退する予定。これに伴い、今後利用見込みのない2G向けコンテンツ事業にかかわるコンテンツ資産等を事業整理損として特別損失に計上するとしている。

 事業整理損の内訳は以下の通り。

  • 営業権:189億8700万円
  • 無形固定資産減損損失:6億1200万円
  • コンテンツ資産除却損:2億700万円
  • ソフトウェア除却損:2億3700万円
  • リストラクチャリング損失:7億7300万円
  • 合計:208億1700万円

 また、フォーサイドは、2006年12月期中間期(連結、単体)業績見通しおよび2005年12月30日付「平成17年10月期決算短信(連結)」で発表した2006年12月期(2005年11月1日〜2006年10月31日)の業績予想の修正を発表した。

 なお、2006年12月期通期単体業績予想については、2G向けコンテンツ事業整理に伴い、子会社株式評価損130億1200万円、事業整理損3億4500万円の特別損失が発生する見込みだが、子会社株式の売却の動向については不確定であることなどから、現時点での業績予想は行わないとしている。

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