携帯電話向けソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「Any(エニー)」を提供するAny(エニー)は、携帯電話からアップロードした動画をFlash Video形式に変換して、PCから視聴できるサービス「Any TV」を公開した。
Anyでは5月末から、携帯電話で撮影した3GPP形式および3GPP2形式の動画をアップロードし、写真同様に共有できる機能を実装している。動画や写真のアップロード容量は現在のところ無制限となっている。今回、Any TVが公開されたことにより、アップロードした動画をPCからも閲覧できるようになった。
ユーザーはAnyのマイページから動画をアップロードできる。動画をアップロードする際は、タイトルや動画のカテゴリー、タグの設定ができるほか、公開範囲を以下の4通りから指定できる
Any TVでは携帯電話で撮影した動画をFlash Video形式に変換して再生するため、視聴に特別なプラグインやアプリケーションは必要ない。
Any TVで公開する動画には、それぞれ固定のURLが与えられる。そのため、ブログや自分のウェブサイト上から、自分の公開した画像にリンクをつけることができる。現在はリンクして利用することしかできないが、7月にはブログにタグを埋め込むことで、ブログ上で動画の再生を行うといったことも可能になる予定だ。
Anyでは今後、Any TVを利用して、動画コンテンツの提供や映画の告知やビデオクリップの配信などを予定しており、「YouTubeと同様のビジネスモデルを目指す」としている。
Anyは大学発のベンチャー企業である同社が提供する携帯電話向けのSNSで、4月3日よりベータ版のサービスを開始している。マイページ機能やコミュニティ機能、写真にタグを付けて共有できる機能を提供しており、利用は無料。一般的なSNSのように既存ユーザーによる招待制をとっていないため、ユーザー登録をすれば自由に利用できる。7月にはPC向けのサービスも提供する予定で、ユーザーが非公開設定をしたコンテンツ以外の日記やコミュニティを一般のウェブ上で公開する外部公開機能も実装される。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力