YouTubeは米国時間5月10日、映像をオンライン投稿するための方法を拡張するため、ユーザーが自作した映像を携帯電話やPDAからアップロードできるサービスを立ち上げた。
動画撮影機能を搭載した携帯端末が現在増加している。YouTubeの共同創設者で最高技術責任者(CTO)のSteve Chen氏は、ウェブカメラやコンピュータの世界からユーザーを開放しようと同社では考えていると述べた。
Chen氏によると、ユーザーが作成した映像の多くは、ウェブカメラやデジタルビデオカメラで撮影されているという。YouTubeが始める新サービスにより、偶然に撮影された映像や、気取らない映像が多く作られるようになると予想される。
「このサービスの良い点は、YouTubeに投稿するために、家に戻る必要がないという点だ」とChen氏は述べる。「外出するからといって、デジタルカメラを持って出る人はあまりない。しかし、携帯電話なら持って出る人は多い。このサービスにより、どのようなコンテンツが作り出されるか興味がある」(Chen氏)
株式非公開企業のYouTubeは、急成長を遂げたウェブサイトの1つで、2005年にインターネットで映像を提供し始めた多数の企業のうちの1社でもある。カリフォルニア州サンマテオに拠点を置く同社は、ユニークビジター数を1200万人、月間平均ビュー数を約12億と公表している。この新しい携帯端末向けサービスが無料だとした場合、アナリストらの興味は、同社がどうように同サービスから利益を得るかに集まっている。
当面の間、同社はサービスの拡張を続ける予定だ。
この新しい携帯端末向けサービスを利用する手順は次のようになる。まず、YouTubeメンバーは、携帯端末用プロファイルを作成する。YouTubeは、そのプロファイルに対して映像投稿用の電子メールアドレスを個別に作成する。
メンバーは、携帯電話で動画を撮影し、YouTubeに電子メールで送付する。すると、動画は自動的に各メンバーのプロファイル下に投稿される。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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