NTTレゾナントは5月9日、ポータルサイト「goo」上の実験サイト「gooラボ」において、携帯電話による音声入力の実証実験「スピーチ・アシステッド・サーチ」の第2弾を開始した。「goo路線」と「gooグルメ&料理」にて、音声入力による検索の実験を実施する。実験は6月30日まで実施される。
スピーチ・アシステッド・サーチは、携帯電話で情報検索を行う際に音声による情報入力を行う商用環境における実証実験。2005年12月から2006年1月にかけて実施された実証実験に続く第2弾となる。今回の実験では音声認識の性能と使い勝手を向上させており、実験用サイトも前回の「goo路線」に加え「gooグルメ&料理」サイトも用意されている。携帯電話の画面上に検索結果を表示する際に事前の情報登録が不要なため、個人情報保護にも配慮した新たな携帯電話向けサービスが実現できるとしている。
実験は携帯電話のインターネット機能を利用してサイトにアクセスし、電話発信ボタンによって実証実験専用電話番号に電話をかける。ガイダンスに従って必要な入力事項を音声で登録すると、検索結果が表示される。音声入力には自由発話音声認識技術「VoiceRex」を、ガイダンスにはコーパスベース音声合成技術「Cralinet」を活用しており、認識率の向上と自由な言い回し、聞き取りやすいガイダンスを実現しているという。なお、実験に対応している携帯電話のユーザーであれば、利用上の注意や免責事項に同意することで、実証実験に参加できる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス