物販特化型アフィリエイトASP「電脳卸」を運営するウェブシャークは4月17日、ASP型ドロップシッピングサービス「電脳卸 drop shipping」を2006年夏より開始すると発表した。
drop shipping(ドロップシッピング)とは「直送」の意で、ECショップが在庫をもたずに商品を売るビジネスモデル。顧客から注文を受けた際、一般的なECサイトは自分の持つ在庫から商品を配送するが、ドロップシッピングの場合、ショップが商品を配送するのではなく、メーカーや卸業者が持つ在庫を直接顧客へ配送する。
通常のアフィリエイトが商品価格に対していくらかの報酬が支払われるという形であるのに対し、ドロップシッピングでは小売価格や利益率を販売者が自由に決定できるようになっている。
またアフィリエイトは、販売店会員が商品写真をブログなどに掲載し、顧客をECサイトへ誘導するという仕組みだったが、drop shippingでは、販売店会員が運営するサイト内ですべてを完結させることができる。これにより、ECサイトと電脳卸 drop shippingの販売店会員との違いは、在庫を持つか持たないかだけの差になるとしている。
ウェブシャークは、現在、電脳卸に登録している有料卸会員636社および販売店会員8万7272サイトを、電脳卸 drop shippingの会員にしたい考え。2006年末までにドロップシッピング導入卸業者を200社、販売事業者3万サイトの獲得を目指す。
なお、電脳卸 drop shippingサービスの開始にあたり、電脳卸で提供しているアフィリエイトサービスの名称を「電脳卸 affiliate」に変更する。
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