オープンソースブラウザ「Firefox」をファイル共有ツールとして利用できるようにするためのエクステンションが、リリースされる前から、ブロガーの間で話題になっている。
英国に本社を構えるAllPeersは現在、Firefox向けのPtoPツールを開発中だ。同社はこのツールがリリースされれば「Firefoxにとって、誕生以来最高の出来事となる」と述べる。AllPeersによると、ウェブユーザーらは同ツールを利用することによって、他のユーザーのハードディスクや、彼らがダウンロードしたファイルをブラウジングすることが可能となるという。
「AllPeersが提供する無償のエクステンションは、Firefoxの堅牢さとBitTorrentの効率性を組み合わせたものになる。これを利用すると、ウェブブラウザが、強力なメディア共有ツールに変身する」と同社のウェブサイトには記載されている。
同社は自社ウェブサイト上でこのツールのインターフェースのスクリーンショットを公開しており、この拡張機能は「間もなく」リリースされると述べている。
ブログ検索エンジンのTechnoratiによると、同エクステンション機能に対する関心は数週間前から高まっているという。
BitTorrentは、オープンソースソフトウェアなどの大容量ファイルを転送する際に用いられる標準的な手法となっている。そのため、ウェブブラウザ開発者らは数カ月前から、自分たちのプログラムでBitTorrentをサポートしようと取り組んでいる。もっともBitTorrentは、無料の映画、ゲームなどを探すユーザーの間でもよく使われている。
ノルウェーのウェブブラウザメーカーOperaはすでに、BitTorrentをサポートするブラウザのテスト版を提供している。また、MozTorrentというオープンソースプロジェクトでもFirefox向けのプラグインが開発されている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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