Googleは米国時間14日、小さなアプリケーションモジュールを作成するためのツールをリリースした。このモジュールは各自のGoogleホームページに追加することができる。
このGoogle Homepage API(Application Programming Interface))ページには、モジュール(「ウィジェット」)を作成するための情報とソフトウェアが用意されている。ユーザーはこのモジュールを利用して、自分用のGoogleホームページをカスタマイズすることが可能だ。
現在、GoogleホームページにはニュースやRSSフィード、レシピ、株価情報、映画の上映時間、今日の一言といったコンテンツを追加できるようになっている。
また、Google Homepage Content Directoryでは、スタッフの選んだ新モジュールという形で、天気図や日付と時間、Googleロゴのカスタムバージョンなどが紹介されている。
Googleの公式Blogにある説明によると、「Google Homepage APIを使えば、自分専用のホームページ用にモジュールを開発できる。このツールは柔軟で使いやすい設計になっており、モジュール作成のために何かをダウンロードする必要は一切ない」という。
Googleウォッチャーのブロガー、Philipp Lenssenは「Google Blogoscoped」という自らのブログのなかで、「ウィジェットはXMLファイルフォーマットをベースにしており、ほかのJavaScriptやHTMLは自分のサーバから配信する。また、サーバがない場合でも、Google Baseなどからこれを配信することも可能だ」と書いている。
一方、Search Engine Watch.comのGary Priceは、「このサービスは、Googleおなじみのクリーンですっきりしたインタフェースに反するように思える」と自らのブログのなかでコメントしている。
「(ググるという言葉を広めたような)多くのユーザーにとっては、機能が絞り込まれている点がGoogleをGoogleたらしめている要因の1つであり、それが他社にとって単純にマインドシェア(決してマーケットシェアではない)を獲得することを難しくしている」(Price)
なお、Yahooは今週はじめに、これと競合する「Konfabulator」サービスの名称を「Yahoo Widget Engine 3.0」へと変更している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」