ミント缶がピンホールカメラに--Altoidsが缶の再利用コンテスト

Daniel Terdiman(CNET News.com)2005年12月02日 15時48分

 「Altoids」の空き缶には、灰皿やアクセサリー入れよりもはるかに独創的な利用方法があると、このミントの製造元が主張している。

 Altoidsは今年「Tin Million Uses」コンテストの開催を発表し、購入客に対してこのコンテストへの参加を呼びかけていた。この企画の狙いは、どこにでもあるこのブリキ缶の最も革新的な再利用方法を思いついてもらうことにあった。

 「Altoidsファンはミントを食べ終わった後もAltoidsを愛し続けていることが、除々に分かってきた」とAltoidsのゼネラルマネージャーChris Peddyは言う。「彼らはAltoidsの缶を何にでも利用している。クッキーを焼いたり、楽器を作ったりするのにあの缶を使う人さえ存在する」(Peddy)

 同社は200件近くの応募作のなかから、ニューヨーク州イサカ在住のJon Lennonがつくったテレミンを大賞に選び、賞金1000ドルを与えることに決定した。テレミンは光のあたり具合で音が変わる電子楽器で、Lennonは「Ginger Altoids」の缶を使ってこの作品を作った。

 ほかにも、Kenneth McCallという人物が作った「Wintergreen」の缶を使ったスイッチ(音楽の再生をPCスピーカーからヘッドホンに切り替える)や、Burt van der Kluteによるモールス信号読み取り機、Marcy Merillのピンホールカメラなどが優秀作品に選ばれた。

 Make誌の共同編集者Phllip Torroneは、Altoidsの缶には実にさまざまな再利用方法があることを知って驚いたと述べている。

 「ほとんどの企業は、人が自分の持ち物で何をしているかにまるで感心がないか、あるいはそうしたことに気付いていない」とTorroneは言う。「企業側が期待するのとは違った使い方をしていることを知らないのだ」(Torrone)

 Torroneはまた、Altoidsの缶は同誌が勧める自作プロジェクトにぴったりの材料だと語った。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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