ヤフーが検索結果の表示方式を切り替えることが8月25日、明らかになった。これまでのように、手作業で登録したサイトを優先的に表示させる方式から、グーグルのようにロボット検索の結果を中心に表示させる。10月より新方式に切り替える。
新しい検索結果のページは、6月20日よりベータ版にて公開されている「Yahoo! SEARCH」と同様のものとなる(関連記事)。
現在、Yahoo! JAPANのトップページから検索した場合、検索結果のページには、広告を出稿しているスポンサーサイトのほか、手作業で登録されたカテゴリやサイトが表示され、その後に自動検索された検索結果が表示される。新方式でもスポンサーサイトは表示されるが、手動で登録されたサイトはひとまとめにしてコンパクトに表示され、その下にはすぐに自動検索された結果が表示される。
例えば「携帯電話」といった範囲の広いキーワードで検索すると、これまでは何ページにも渡って登録サイトのみが結果として表示されていたが、新方式では1ページ目から自動検索された結果が表示される。登録サイトのみを表示したい場合は、検索窓の上にある「登録サイト」をクリックすれば、従来通り登録サイトがすべて表示される。
登録サイトとして表示されるページは、同社が提供している法人向けの有料リスティングサービス「ビジネスエクスプレス」にて登録されたページと、同社が推薦する個人サイトなどだ。新方式に変更した後も、登録サイトとして表示される部分は手作業だ。
ヤフーでは、新方式に変更する理由について「1年前から導入している自社開発の検索エンジンであるYahoo Search Technologyの精度が上がったためだ」としている。
なお、10月に新方式を導入する際、トップページも変更する予定があるのかどうかについては、コメントが得られなかった。同社では、「現時点で言えるのは、検索結果のページが変更されるということだけだ」としている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス