Googleが米国時間23日、テキストメッセージの交換以外にボイスチャット機能を備えるプログラムを擁し、インスタントメッセージング(IM)分野に参入した。
同社が発表したIMシステム「Google Talk」は、オープンソースの技術である「Jabber」をベースに開発されている。そのため、Google Talkは、Jabberと互換性をもつ他社のIMシステムとも連携する。Googleのサイトによれば、Google Talkを利用するには、Gmailのアカウントが必要だという。
Googleは現在、検索分野でYahooやAOL、MSNなどと熾烈な戦いを繰り広げている。同社がGoogle Talkを発表する前日には、「Google Desktop 2」のベータ版が公開されたばかりだ。Desktop 2を使うと、電子メールや株価、ニュースなど、ユーザーが必要とする情報に、パーソナライズされた「サイドバー」からアクセスできる。また同プログラムは、メモ帳機能やデスクトップ検索機能を備えている。
Googleは検索以外にも、Gmailやニュース、ニュースアラート、ショッピング検索エンジンのFroogle、ブログサービスBlogger、デスクトップ検索、写真共有ソフトウェアPicasa、Google Maps、Google Earthなど、実に数多くのサービスを既に提供している。また、同社は先ごろ、モバイルソフトの新興企業Androidを買収した。さらには同社が、ダークファイバや無線帯域の購入を検討しているという憶測も流れている。なお、同社は18日に約40億ドルの新株を発行することを発表している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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