Googleは、人気の高い同社のニュースアグリゲーションサービス「Google News」で、RSSとAtomを使ったフィードを開始した。
RSS(Really Simple Syndication)とAtomは、XMLベースのドキュメントフォーマットで、ユーザーが登録しておいたウェブサイトやブログで新たに記事や書き込みが公開された際に、その情報を知らせるのに使われている。これらのフィードを受け取るには、専用のリーダーソフトや、その機能を組み込んだ電子メールソフトアプリケーションやウェブブラウザを利用する。
今回の動きにより、Google Newsのユーザーは、同サイトに集められた7つの主要分野のニュースについて、RSSもしくはAtomのフィードを受け取れるようになった。また、自分専用にカスタマイズしたRSSフィードを受けることも可能になっている。
Google Newsは、数千カ所のウェブサイトで公開されている最新ニュース記事へのリンクを掲載しており、現在世界各国のユーザーに向けて22種類のバージョンが提供されている。ただし、RSS/Atomフィードの配信は、米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、英国、インド向けの6つのバージョンでスタートする。
「われわれは、RSSとAtomのサポートを求める多くのユーザーの要望に応えるために、このサービスを立ち上げた」とGoogle UKの広報担当者は説明している。
Julian Bondという英国人プログラマーは、Google Newsの見出し記事を切り出すオリジナルのフィードを作成したところ、2004年4月にGoogleから差し止め命令を受けたという。当時、これらの見出し記事は「Ecademy」と呼ばれる別のウェブサイトに表示されていた。
Google UKはこの問題に関するコメントを控えている。
しかしBondは米国時間9日、同社がこのような措置を講じたのは、Googleから取得したRSSフィードの結果がオンラインRSSアグリゲーターに流れ、その後ウェブ上で再発布されていたからだと述べた。
「私は、Googleが(Google)NewsのRSSフィードを提供していないことに強い不満を感じていた。そこで、検索を行い、その結果からRSSフィードを生成するツールを開発した」とBondは語り、GoogleがRSSとAtomの両フィードを提供するニュースを歓迎すると付け加えた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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