アップルの音楽配信サービスがついに開始--100万曲が1曲150円から

永井美智子(編集部)2005年08月03日 17時20分

Update  アップルコンピュータは8月4日、日本国内において音楽配信サービス「iTunes Music Store」を同日から開始すると発表した。100万曲のラインアップを用意した。

 エイベックス ネットワーク、東芝EMIなど国内レーベル15社のほか、洋楽レーベルが楽曲を提供する。 楽曲の料金は、全ラインアップのうち90%が1曲150円、残りの10%が1曲200円となる。ポータブルオーディオプレイヤーのiPodやCD-Rなどに回数の制限なくコピーでき、最大5台のパソコンに楽曲を保存できるなど、ユーザーの利便性を向上させた点が大きなの特徴だ。楽曲のファイル形式はAACとなっている。

ジョブズ氏がiTunes Music Storeの内容を発表する度に、会場は大きな拍手に包まれた

 iTunes Music Storeだけで購入できるオリジナル曲や、楽曲をパッケージして販売する「限定版ボックスセット」を用意した。オリジナル曲を提供するのはglobeやウルフルズで、限定版ボックスセットはDef Tech、CRAZY KEN BAND、B'zなどのアーティストのものがある。

 一部のアルバムには、特典としてミュージックビデオが付属する。ビデオファイルの形式はQuickTimeで、パソコン上で再生できる。また、書籍の音読や落語などの「オーディオブック」も1万冊以上提供する。

 ユーザーが自分のプレイリストを公開できる「iMix」や、RSS技術を活用してラジオ番組を配信するポッドキャスティングに対応する。InterFMやラジオNIKKEIなどのポッドキャストが提供されているほか、ユーザーがRSSフィードのURLを入力してポッドキャストコンテンツを公開することもできる。

 新たな機能として、発売予定の新譜を事前に予約できるようにした。第一弾として、Rolling Stonesの新しいアルバム「A Bigger Band」の予約販売を行う。これにはiTunes限定のミュージックビデオが付くという。

 楽曲を購入するには、Appleアカウントを取得する必要がある。ただし、Apple Storeや.Macのアカウントが利用できる。決済方法はクレジットカードとプリペイドカード「iTunes Music Card」の2種類。iTunes Music Cardは2500円、5000円、1万円の3種類があり、ビックカメラなどの大手量販店やAmazon.co.jp、アップルのオンラインストアであるApple Storeや直営店で販売する。

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