Googleは、人気の高い同社検索エンジンに関連したアプリケーションの開発に取り組むデベロッパー向けに、さまざまな情報を提供するためのサイトを立ち上げた。
「Google Code」というこのウェブページでは、Google関連の各プロジェクトに取り組む開発者を支援するために、ソースコードやAPIをはじめとする各種のツールを提供していくと、このプロジェクトに携わるChris DiBonaは米国時間17日付けの歓迎メッセージに記している。同氏は、Googleのオープンソースプログラムマネジャーで、「News for Nerds(マニア向けコア情報)」で知られるSlashdotサイトの元編集者。
DiBonaによると、同サイトではさらに、Googleのまわりでいま何が起こっているかを開発者にもっとよく知ってもらうために、進行中のプロジェクトについても特集していくという。
「Google Codeで何としてもやりたかったのは、われわれのAPIや、われわれがリリースしたコードを利用してプログラムを開発した人々やグループを認知してもらうことだ」(DiBona)
最初にリリースされるツールには、C++言語で開発を行う開発者向けのPerftoolsおよびSparsehashtableと、Python開発者向けのGoopy/functionalが含まれる。これらのツールはオープンソースのプログラマ向けサイトであるSourceForge経由で配信される。また、他の言語や開発ツールセット向けのリリースも今後公開していくとDiBonaは述べた。
DiBonaは、最初にC++とPythonを重視することについて、「これらのユーザー層が多少限られていることは承知している。このような判断を下したのは、特に小規模な開発者コミュニティと協力し、リリースするコードのバグを修正したり進行中の保守作業の問題を排除するためだ。今後は幅広い開発者グループに向けたツールを徐々にリリースしていく」としている。
Googleは絶えず外部から開発者を獲得し、検索広告やデスクトップ検索などの分野への進出を進めている。同社の最新の取り組みでは、古いプログラミングツールを復活させ、GmailやGoogle Mapsなどの新サービスを活用できるようにしている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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