博報堂、東北新社と新会社を設立--ネットや口コミを含めた広告商品の開発目指す

 博報堂は3月27日、東北新社と共同で、博報堂ケトルを設立すると発表した。設立は4月3日の予定。

 資本金は9000万円、出資比率は博報堂が66%、東北新社が34%となっている。代表取締役社長共同CEOは、博報堂より嶋浩一郎氏が出向する。

 新会社は、コミュニケーション戦略構築から実行までを一貫してプラニング、プロデュースすることにより、メッセージからメディアを含むタッチポイント(生活者と企業との接点)までを同時に開発し、既存のアプローチにとらわれない新しい広告キャンペーンを企業に提供する。

 従来型のマスメディア中心の発想ではなく、最適なターゲットに最適なメッセージを最適な接点において伝えるための、メディアとクリエイティブの組み合わせや仕掛けを構築し、既存の広告キャンペーンに出版物や映画などのエンタテインメントコンテンツを連動させるなど、マスメディアにネットや店頭、口コミを組み合わせた広告商品の開発をすすめるとしている。

 なお、新会社設立に伴う連結決算における業績への影響は軽微であるとしている。

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