アスクジーブス ジャパンは1月31日、ローカル検索サービス「ジモナビ」ベータ版の提供を開始した。
ジモナビは地域の店舗やサービスなどを検索できる地図情報の検索サービスだ。地図上でグルメやホテル、パチンコ店、病院などの店舗検索ができる。ぐるなびやグルメぴあネットワーク、コムシードなどと提携しており、検索可能な情報は、店舗の詳細情報を含むものが数10万件、店舗名や電話番号だけの情報も合わせると数100万件になる。地図はAsk.jpの地図検索同様、昭文社の提供を受けている。
地図は7段階に縮尺を調整できる。マウスのドラッグやダブルクリックの操作で自由にスクロール移動することも可能だ。さらに、画面のスクロールに合わせて、店舗などの検索結果を更新する「おっかけ検索」も備える。
アスクジーブス取締役COOの樋口将嘉 |
地図上もしくは検索結果の一覧から店舗をクリックすると、店舗の場所や料金といった詳細情報が表示され、Ask.jpでのウェブ検索やブログ検索の結果も表示する。また、実際に店舗を利用することを想定して、店舗周辺の銀行や駐車場も表示され、目的地までの路線検索もできる。
今のところ東京、大阪、名古屋など7つの主要都市とその周辺のみにサービスを提供するが、今後はサービス対象エリアを順次拡大していく予定だ。サービスの提供開始後、ユーザーの動向を見て新しい検索カテゴリの追加や対応エリアの拡大などを進めていく。2006年夏頃を目途にサービスを強化する予定だ。
アスクジーブス ジャパン取締役COOの樋口将嘉は、ジモナビの今後の展開について「今ネット上ではWeb2.0やCGM(Consumer-Generated Media)と言われるように、ユーザー参加型で情報がどんどん増えるという潮流がある。そういった中でいかに多くのユーザーに良質の情報を提供できるかがポイントになる」と説明した。店舗の詳細情報を表示する際、店舗について書かれたブログの記事を参照できるように、ユーザーのクチコミ情報とオフィシャルなコンテンツが連携するサービスを実現させる。
ユーザーの参加というところでは、APIの公開なども考えられるが、樋口氏は「APIの公開という形になるかは未定だ。しかし我々の中で知恵を絞るだけでなく、ユーザーの力を借りて、互いにメリットのあるサービスを作っていきたい」と語った。
こうした一方で、アスクジーブスはトランスコスモスと提携し、携帯向けの情報検索サービスを提供開始している(関連記事)。ジモナビのモバイル対応について樋口氏は「モバイルではリッチな見せ方が難しいが、利用シーンは考えられるので(対応すべきとの)意識はしている」と語った。
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