学生が始めた人気の広告サイトが、サービス拒否攻撃(DoS)を受け、ハッカーたちから金銭を要求されている。
Million Dollar Homepageサイトの主催者兼運営者は現地時間18日、先週の攻撃開始以来、激しさを増すDoS攻撃に応戦していると述べた。英国の学生Alex Tewが立ち上げた同サイトは、1ピクセルの広告スペースを1ドルで販売することで100万ドルを調達することに成功し、オンライン広告に対する独自のアプローチで一躍話題となった。
「MillionDollarHomepage.comが悪意のあるハッカーたちの攻撃目標になっていることは明らかだ。12日以来、サイトが極端に重くなったり、完全に利用できなくなったりしている」と、Tewは自分のブログで記している。
同サイトを運営するInfoRelayのテクニカルサービス担当バイスプレジデントのRussell Weissによるとハッカーたちは5万ドルを要求しているという。
サービス拒否攻撃では通常、悪意のある攻撃者が対象となるサイトに偽りの情報要求を殺到させることでシステムに大きな負担をかけ、最終的にクラッシュさせる。
攻撃に関連したサイトのトラフィックは、「11日夜の段階では散発的だったが、12日には一挙に増え、以来増加する一方だ」とWeissは述べた。「第三者の分析によると、2万2000から2万3000のホストがサイトを攻撃しているようだが、実際にはもっと多いだろう」(Weiss)
InfoRelayはDoS攻撃に対処するためにサイトのリソースを増やしたが、ハッカーたちは攻撃をさらに強めたとWeissは述べた。しかしWeissは、 数日のうちに恒久的な対策を講じるつもりだと述べた。同サイトは、現地時間18日午前時点では稼動していた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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