米国時間12月29日に公開された2件の調査レポートによると、2005年年末商戦期のオンライン売上高は、前年より25〜30%増加したという。同シーズン中の売れ筋商品は、コンピュータハードウェアや家電製品、衣料品だった。
Goldman Sachs、Nielsen//NetRatings、Harris Interactiveが発表した合同調査レポートによると、10月29日〜12月23日の期間中、米国の消費者は、前年比30%増に相当する301億ドル分の商品をオンラインで購入したという。
売上高が最も高かった商品は、前年同期比42%増の53億ドルを達成した衣類だった。また前年に比べて売上が最も飛躍的に伸びたのはコンピュータのハードウェア製品や周辺機器で、同製品分野は前年同期比126%増に相当する48億ドルの売上を記録した。2番目に成長率の高かった製品は、前年比109%増の48億ドルを売り上げた家電だった。
なお、同期間中における書籍のオンライン売上高は前年比66%増の30億ドル、玩具/ビデオゲーム関連のハードウェア/ソフトウェア製品のオンライン売上高は前年比9%減の23億ドルだった。
Nielsen//NetRatingsのリテール担当シニアアナリストHeather Doughertyは声明で「ノートPCやプラズマテレビ、カラープリンタの価格が下落したことや、iPod、デジタルカメラ、メディア関連アクセサリー製品の需要が伸びたことが追い風となり、ホリデーシーズン中はコンピュータハードウェアと家電製品の売上が好調だった」と述べた。
また、同レポートによると、全米8600人以上の消費者を対象に調査したところ、対象者の全予算のうち、27%がオンラインショッピングに費やされたことが判明したという。4年前の調査では、オンラインショッピングに振り分けられた金額は、消費者の全予算のうちの16%だった。全米の成人のネット利用傾向を反映するよう、データは加重法で補正されている。同調査のサンプル誤差は、プラスマイナス3.1ポイント。
同じテーマを扱ったComScore Networksの調査によると、11月1日〜12月25日のオンライン支出額は前年の145億ドルから25%増加し、181億ドルになったという。同調査レポートには、2005年の年末商戦中最も繁忙だった日は12月12日と13日だったと記されている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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