Microsoftの新型ゲーム機「Xbox 360」を確保できた多くの人が、高性能化したグラフィックスとも次世代シューティングゲームとも全く関係のないゲームを楽しんでいる。
彼らがネットで没頭しているのは、eBayという非常に人気の高いゲームだ。利益を出すことがこのゲームの目的で、同ゲーム機の発売からわずか36時間で既に数千人もの勝者が誕生している。
米国時間23日午後1時の時点で、eBayで「Xbox 360」と検索してみたところ、すでに終了したオークションがおよそ3万1000件も見つかった。この数はいまなお刻々と増え続けている。
eBayの広報担当はReutersに対し、23日正午までに約7700台のXbox 360が平均786ドルで落札されたことを明らかにした。
これらのゲーム機には特別なゲームやアクセサリが付属している場合が多いため、比較は難しいが、売り手側は最低でも1台あたり数百ドルの利益を出しているようだ。
たとえば、約50点のXbox-360商品をオークションに出しているあるページには、定価399ドルの「プレミアムバンドル」が掲載されているが、その価格は700〜900ドルとなっている。一方、299ドルの「基本」パッケージには500〜715ドルの値段が付けられている。
Yahooのオークションサイトのほうはそれほど件数が多くないようで、終了したオークションの件数は約300件となっている。同サイトで販売されている商品のなかには小売価格を下回るものもある。
掲載商品の大半は、無料とまではいかなくとも即時の配送を約束している。「店頭在庫なし」というのが一般的な売り文句のようだ。
Best BuyやTargetをはじめとする大規模小売業者らによると、Microsoftの次世代ゲームシステムは大半の店舗で22日の北米発売後に売り切れになったという。
品不足や、最新技術に喜んで最高額を支払うゲームマニアからの高い需要を考慮しても、一部の売り手は明らかに足元を見ているように思える。eBayにある3万1000件のオークションのなかには、値段があまりに高額なため取引が成立しなかったものも多い。
たとえば、あるプレミアム版Xbox 360には、1200ドルの開始価格と、2500ドルの「即時落札価格」が付いていた。このオークションは応札もなく同23日に終了している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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