ルートコミュニケーションズは11月9日、企業ブログのトラフィック分析や口コミ効果を分析するツール「ブログトラッキング」を開始した。
これは、すでに展開しているRSSフィードの自動生成、配信、管理ASPサービス「RSS suite」の新機能として追加された。そのため、RSS suiteのユーザーなら誰でも追加料金なしで使える。RSS suiteは初期費用が10万円、月額費用が5万円からとなっている。
代表取締役の塚田耕司氏は「企業において情報発信や、ユーザーとコミュニケーションをとるためのプラットフォームとしてブログを取り入れるケースが急増しているが、実際にどのような形でユーザーに利用されているかを詳細に把握し、ブログをさらに有効活用するための指針が必要だと考えた」とサービス開始の背景を語った。
ブログトラッキングは、ブログのテンプレートに専用タグを書き込んでおけば、記事投稿時に特別なことをしなくても、すべての投稿記事ごとに分析ができる。これまでの効果測定ツールとは異なり、「どの記事」に「どこから」「どんな」アクセスが来ているかが表やグラフで表示される。ブログへのアクセスを「RSSからのアクセス」、「口コミ(ソーシャルブックマークとブログ)からのアクセス」、「検索からのアクセス」にそれぞれ自動分類してレポートされる。これにより、どんな記事が口コミを発生させやすいかなどが把握できる。
また、RSS suiteのレポート機能と統合されているので、RSS配信による直接的なトラフィックや、RSSを受信したユーザーがブログなどにその情報を掲載してそこから来訪した間接的なトラフィックなども分析が可能だ。
今後は、さらにマーケティングツールとしての分析機能を強化していく。たとえば、企業が新製品を発表したときや決算などを発表したときなどに、それがネガティブかポジティブかどちらに受け止められたかが一目でわかるようにするといったことなどだ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス