Appleが新たに発売したビデオ再生機能付きのiPod向けに、独立系のビデオプロダクションが製作したコンテンツが、さっそくオンラインに姿を現し始めたが、他の新しい技術の場合と同様に、今回もまず登場したのはアダルトものだった。
ピンナップガールの写真を集めた「Suicide Girls」というサイトでは、米国時間20日からモデルのインタビューや写真撮影の様子を収録したビデオを無料でダウンロードできるようにしている。これらのビデオはすべてビデオ対応iPodで観られるようになっている。また、「Povpod.com」という明らかにアダルト向けのサイトでも、すでにビデオiPod向けのコンテンツをリリースしている。
Appleは先週ビデオ再生が可能なiPodを発表し、それにあわせてiTunesをアップデートした。新しいiTunes Music Store(iTMS)では、ミュージックビデオや短編映画、5つのテレビ番組を1本あたり1ドル99セントで購入できる。
iPod向けに再加工されたビデオは今後大量に出回りそうな気配で、Suicide Girlsの出したモデルのビデオはその第一陣といえる。iTMSではすでに何本かのビデオポッドキャストが販売されている。
また、ビデオiPodはH.264もしくはMPEG-4フォーマットで保存されたものなら、どのようなビデオも再生できる。Appleではテレビ放送を直接録画できる機能を追加していないものの、衛星テレビやケーブルテレビの放送を録画して再フォーマットすれば、多くのビデオをiPodで観ることが可能だ。
また、Elgatoの「EyeTV」のようなサードパーティ製テレビチューナーを利用すれば、テレビ番組をMacに録画でき、さらにそれをビデオiPodで再生可能なフォーマットに変換することもできる。
「iPod用にビデオを変換するには、出力フォーマットをH.264に指定するだけでいい」とElgato関係者は述べている。
Elgatoでは今後投入するソフトウェアアップデートで、この変換プロセスを簡素化する計画だ。同社はすでにソニーのPSP向けにビデオを変換する機能を提供している。いまのところ、Elgato製品のユーザーは録画した番組を変換する際に、iPodの解像度である320×240ピクセルを指定してH.264フォーマットで出力し直す必要がある。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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