Barneyは友好と親善を高らかに歌い上げる紫色をした恐竜のぬいぐるみだが、ただし法的問題については驚くほど攻撃的になれる。
Barneyの法律顧問を務めるニューヨークの法律事務所「Gibney, Anthony & Flaherty」の弁護士は、先週、この太った恐竜の可愛げのないイメージを表示した各ウェブサイトに強烈な警告書を送付した。
米国時間11日に弁護士のMatthew Carlinは、このぬいぐるみの商標権を所有するLyons Partnershipに代わって、「あなたのウェブサイトでは、Barneyのぬいぐるみが乱暴に扱われている。われわれは、Barneyに関する暴力的なコンテンツをウェブサイトから削除するよう要求する」とする抗議の書簡を送付した。
ボルチモアのプログラマ、Rob Carlsonが運営している一見乱暴そうなウェブサイトでは、Barneyのぬいぐるみが天井から吊るされている。同氏は写真の削除に応じず、問題の写真は少なくとも5年前からオンラインで公開されているが、どこからも苦情はなかったとコメントした。
弁護士のCarlinは、人に不快感を与えるようなBarneyの画像をインターネットから排除するにあたり、同法律事務所が考えている次の段階について明かすことはできないと述べた。電話で問い合わせたが「この件に関してはコメントできない」と同弁護士は述べた。
(写真提供:Stuart Frankel) |
「Source of All Evil(すべての悪の根源)」というサイトを運営するStuart Frankelにも、Carlinからの抗議文が送りつけられた。Frankelのサイトでは、このティラノザウルスのぬいぐるみがどことなく悪魔風に表示されている。Carlinからの手紙には、「Lyons Partnershipの許可なしにこの画像を使用することは違法である…これらのコンテンツを直ちに削除すべきである」と書かれていた。
法的な面でFrankelを支援しているElectronic Frontier Foundation(EFF)は、この法的な脅しをナンセンスだとして一蹴した。「残念なことに、Barneyはこのようなまやかしの著作権要求を無意味に連発しているように見える」とEFFの法律担当者Cindy Cohnはコメントしている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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